【バニラからピーチへ】バニラエアとピーチの統廃合!バニラユーザーのための比較まとめ
皆さんどうもです。月2間隔にまで成り下がったひとりさんです。
本日は鉄道から逸れて飛行機の話を。
一昔前までは、旅行といえば1番安く移動出来るのは、青春18きっぷで時間をかければ1番安いと言われていました。新幹線や特急は課金、飛行機なんてもってのほか最終手段レベルだった印象があります。
ですが最近そんな情勢も変わってきております。
今1番安く移動出来るのは?と聞かれると、「時期を選んで飛行機」これが正解となります。LCCと呼ばれる格安航空会社の台頭により、セールなんて行われれば、東京から沖縄の離島まで手数料諸々含めても3,000円程度で行けることもしばしば。
「安さ」と「時間」は反比例していたのが、LCCのお陰で、両方とも手に入れることが出来る時代となりました。
「バニラエア(Vanilla Air)」と「ピーチ(Peach Aviations)」。この二社もそんなLCCの中の2つなのですが、今年の3月〜10月にかけて、全てがピーチに統合となります。
主に東京圏内の方がご覧になっていれば、使ったことがある会社で多いのが「バニラエア」であるかと思います。
詳しく説明するとそれだけで終わってしまうので、その理由をまとめる。
①両者ともANA派生の航空会社
②バニラエアは成田空港拠点
③ピーチは関空拠点
④成田-関空便はピーチの他、沖縄系統-関空にもバニラ便があるなど多少の例外あり
とりあえずこれでまとめとしたい。
ということで、今回バニラの統廃合でピーチを使うことになるバニラユーザーが私を筆頭に多くいると予想して、両社の値段、フライト時刻表等の比較を行っていくというのが本日の内容です!!
格安航空会社、LCCは運賃以外の手数料で湯水のように取られる料金体系が大きな特徴となっております。よく使う人ならご存知ですが、分かりやすく言うならば、通常の大手航空会社では全部受けられるサービスを必要最小限のみにも設定できるようにして、乗客がニーズに応じて必要なサービスをチョイスしていく、そんな感じです。全部のサービスを満遍なく受けると大手と同じぐらいの値段にまでなります。
ここで勘違いしている人も多いのですが、最重要の「飛行機を飛ばす」ことに関しては何1つコストカットはしていないので、安全に問題や不安があるわけではない、ということです!
大事なので押さえておきましょう。
恒例の長い前置きおわりです。
早速見ていきましょう。
(ちなみにピーチの手数料、7/1より値上がりしているので注意です!)
①申込手数料(支払い手数料)
バニラエア:600円(コンビニ払いは700円)
ピーチ:580円(コンビニ払い等は650円)
まず全員が払わなければいけない手数料はこちら。代金を支払うための手数料。最初から加算しておけば良いのに…と思うところですが我慢。値段の違いはあまりないようですね。
②空港使用料(国内線の場合、金額が異なる空港のみ)
(成田空港発着)
バニラエア:380円(小人190円)※第3T
ピーチ:440円(小人220円)※第1T
空港使用料は、特定の空港、ターミナルを使用するときに空港に支払う金額です。こちらは空港ごとなので基本的に差はないですが、成田空港のみ、使用ターミナルが異なるので金額が変わります。
③座席指定料金
バニラエア:
1,000円(1列目、非常口座席)
600円(2-5列目、コミコミなら無料)
500円(その他、コミコミなら無料)
ピーチ:
1,360円(1列目)
770円(2-5列目、非常口座席、プライムなら無料)
570円(6-11列目、その他窓側、バリュー、プライムは無料)
480円(その他窓側以外、バリュー、プライムは無料)
こちらは2人以上の旅行の方は必須の座席指定。指定しないとバラバラになってしまいます。
こちらはピーチに変わると高かったり安かったり。
安く済ませるならピーチの方が安く出来るが、快適な一列目はかなりの割高、窓際に座るだけでも値上がりと少々厳しめ。
ちなみに、一度LCCの1列目に乗ってみましたが(航空会社は春秋航空日本)、かなり快適でした。1,000円追加で払ってでも座るべきの座席です。ちなみに1列目指定の最安会社はジェットスターです(進行方向右側のみ)。
④手荷物(最安プランにて比較)
バニラエア:2個、合わせて7kgまで(持込)
20kg2,000円、以降5kgごとに1,000円(預け)
ピーチ:2個、合わせて7.0kgまで(持込)
20kgまで一個1,600円、一個増えるごとに1,600円追加(預け)
こちらもLCCの基本、持込荷物も重量検査が厳しく、預けは間違いなく課金のシステムだが、バニラとの違いは2つ。持込の方はバニラなら7kgまで、言ってしまえば7.9kgまで可能だったのだが、ピーチでは7.0kgと小数点まで指定、実質の1kg減である。預けも、バニラなら20kgまでなら何個でも良かったのが、ピーチでは1つまでと指定。
個人的にはピーチの方が厳しくなったのではと感じます。
また、ピーチがセールで超格安値段を出すことはあまり多いとは言えないので、その点でも少し割高になっているのではないかと言える。
最後に、各時刻表の比較である。
最初に成田-千歳系統。赤い字の時刻は土日、お盆等の繁忙期運航。
多少の変更ならよくあることだが、本数や時間が大幅に変わってしまっているので、旅行プランを練っている方は注意して頂きたい。
ちなみに、新千歳空港で購入可能な鉄道周遊型きっぷ「バニラエアきた(ひがし)北海道フリーパス」は、ピーチ版でも同様に購入可能なので安心していただきたい。
成田-函館系統は廃止となったので、残りの国内線は沖縄付近の島嶼部系統となる。
こちらは抜け抜けである。この記事の準備をする前に那覇便はピーチに移行してしまったため、バニラのデータは調査できていない。また、バニラ時代の奄美発の時刻も最終日までこの時刻だが、2月に利用した時は昼発だったような…
また、石垣便ピーチは冬季ダイヤの発表まで公開がないので未掲載である。
ざっと2,600字をお読み頂きありがとうございました!
バニラとピーチ、仕組みや料金体系の違いに慣れるのはなかなか大変ですが、やはり基本は日本で最安の航空会社だと思っております。他の航空会社他の違い、利点等をしっかり押さえ、安くて快適な旅を送れるようにしていきましょう!
それではまた次回お楽しみに!