【特別停車・土日編】名鉄の特別停車まとめました(土曜、休日編)
前回、名鉄の平日の特別停車についてまとめました。
名鉄と特別停車の説明は前回に任せるとして、
特別停車は、朝ラッシュ時間帯の柔軟な運用に対応するために数本だけ停車するというものからある時間帯以降のとある系統のみ停車といった1つの駅に多く止まるタイプなど、さまざまな例が出てきました。
さて、あまり朝もラッシュではない土休日だと、どのようになるでしょうか。
前回との比較を出すために、表題等グループは平日と揃えてあります。
①ミュースカイ
平日は朝4本の連続特別停車と、深夜のホームライナー型がありました。
休日においても、早朝時間帯の4本は健在です。
この時間帯は、特急等の車両とのやりくりもあり、特急が常滑線に来られないので、ミュースカイで代替するという面もあり、毎日朝方は特別停車となっています。
②特急、快特(名古屋本線)
平日ダイヤでは豊川線直通特急や伊奈駅、鳴海駅等、朝や深夜に多くの特別停車がありました。
休日では本線の豊橋周辺のみ残りました。
伊奈駅の特別停車は平日と同じ理由ですが、時間帯が早朝のごくわずかとなりました。
終電近くの美合特別停車〜伊奈行き特急は、休日は1本のみの運行です。
なお、平日はありました笠松、新木曽川の特別通過は休日は発生せず、全列車停車となります。
③特急(河和線ほか)
平日ダイヤでは朝夕のラッシュに合わせて全列車が特別停車という形をとっておりました。
また、少し例外もありましたが……
土休日は朝の上りこそわずかですが、夕方以降の下りはほぼ平日と変わらずです。
朝の住吉町にも止まる下り始発は平日のみのようです。
なお、朝の1本のみ特別停車をしない特急は時間を変えて健在です。
なお、平日と比べ特急の本数が減っているので、本数調整の須ヶ口行きは無くなっています。
特急系統の停車回数まとめです。
平日との差がわかるように、平日の停車回数順の表のまま休日の回数に換えました。
本線豊橋付近が数を減らしながらも残りました。
巽ケ丘、南加木屋は堅いですね。
④急行、快速急行(常滑線)
平日は聚楽園での接続停車、西ノ口での待避停車など、旅客流動よりもダイヤ的な面での小規模な特別停車が多い系統となりました。
休日ダイヤになると変化が大きいです。
まず、聚楽園の特別停車が消滅するため、上り名古屋方面は特別停車が無くなり、今回割愛となりました。
また、下り方面ですが、早朝1本の準急柴田停車を残し、全て解消となりました。
特筆すべき点は、2019年のダイヤ改正で、早朝に栄生始発の快速急行の空港行きが土休日のみ運転開始となりました。本来は名古屋始発相当の価値ですが、出庫ついでに栄生から営業となるような形です。これにより、「快速急行は確実に栄生は通過」が崩れることとなりました。
(快特の新安城も同じ部類になりますが、こちらも2021年5月改正で崩れる予定です)
⑤急行、快速急行(名古屋本線)
詳しくは省きますが、平日の特別停車はまさにカオスそのものでした。
休日になると、早朝の始発時間帯を残し全て解消しました。
残る停車は早朝の豊橋行き準急の本笠寺停車と、豊明(特別)始発と、例のまとめられない大里のみとなりました。
急行などの朝ラッシュ(というより、パターンダイヤ前の早朝)の休日版です。実際には次項の日中パターンダイヤが7時台から始まるので朝は下記の日中も多少は混ぜて考えると良いと思います。
⑥深夜帯の本線急行(北行)
さすがは深夜帯、平日と基本的に時刻等も含め同じです。違いはわずかです。
⑦豊川線〜名鉄一宮直通急行
平日は日中から延々と特別停車でしたが……
休日は有松、二ツ杁の特別停車が綺麗さっぱり無くなりました。朝時間帯にも両駅の特別停車はないので、おそらくこの2駅が平日との差がかなり大きい駅となります。
これには理由があり、休日と平日の2駅に特別停車していない時間帯には豊明駅から津島線に直通する準急が毎時2本設定されています。
この準急、元々日中の全ての時間帯で設定されていましたが、改正により昼過ぎまでが廃止となってしまったため、その流動の代替手段としての停車が設定されています。
2021年5月の改正で、この系統の土休日の大半が廃止されるとのことで、おそらくではありますが休日のこの系統でも2駅への特別停車を実施するものと思われます。
これによる両駅への特別停車回数は48-50回程度にのぼるとみられ、一気に土休日の特別停車回数ランキングで上位に入るものと思われます。(推測です)
⑧西尾線〜名古屋本線〜津島線系統急行
平日、パターンダイヤ中は全列車が豊明に特別停車しておりました。
豊明停車は継続となっております。
なお、パターンダイヤの時間帯が平日より長いので、停車回数は平日よりも多くなっております。神宮前(名古屋)-須ヶ口間が全列車準急なのは、先ほど紹介した豊明発の準急が普通となって走行しているためで、こちらも改正後はこの系統が普通になってしまうものと思われます。
日中の停車数まとめです。深夜も含んでいるのは平日と同様ですが、大里の停車が数本早朝のパターンダイヤ時間帯なので、日中以降と呼べるか疑問です。
まとめ
休日の停車回数を多い順に並び替えました。
やはり平日と合わせて、上位5駅に停車する便については別の種別があっても良さそうですね。
それでは、最後に平日と停車数を比較します。
平日に比べ停車回数が少ないものの、平日に停車回数が多い駅は休日も停車あり、そんな要素が見つけられました。豊明の特別停車が休日の方が多いのが意外。
有松と二ツ杁も改正後は休日の方が多くなる可能性を十分に秘めています。
(さらに、改正と同時に2駅の平日の方は本数が減る見込みです)
前回と2回に分けて名鉄の特別停車を特集しましたが、いかがでしたでしょうか。
平日を取り上げる方はよく見かけたものの、休日については、あまり取り上げる人が少ないような体感でしたので、取り上げることができてよかったです。
今後も気が向いたら更新していくので、気軽にお立ち寄りください!
ご覧いただきありがとうございました。